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生まれも育ちも東京の会社員・タエ子は夏休みに、幼い頃より憧れていた“田舎”、山形の親戚の家で農業体験をすることになった。脱サラして有機農業を始めたばかりのトシオをはじめとする山形の人々に見守られつつ作業を手伝うなかで、普段とは違う充実感を味わうタエ子。しかし、そんな彼女につきまとうのは、なぜか小学校5年生の時の記憶。不思議に思いながらも振り払えない“小学校5年生の自分”に出会ったタエ子は、その頃の思い出と一緒に、改めて自分を見つめ直していくのだった。